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コーヒー豆

オルガノ、という名前のコーヒー豆を見つけて「名前がパッと見、オルガンに見える」という理由だけで買ってきました。

・Organo


オレガノという名前のスパイスも、見た目オルガンに見えますし、

・Oregano


「どこどこの産地から直送」というような謳い文句さえ、

・Origin

と書いてあるのに、一瞬オルガンに見えて目に止まったりします。


などなど、とかくオルガン似のロゴに弱い我が家ですが、オルガノというコーヒー豆はまず50g買ってみて味見をしました。量り売りのお店が新しく近所にできて、徒歩圏の無農薬ショップでは一番近いので、少しずつ買いに行けばいいかなと思ったのです。煎りたてのほやほやの艶々したコーヒー豆を大切に紙袋に入れてもらい、帰ってすぐに缶に入れ替え、二人分小さなコーヒー挽きで挽いて淹れてみたら、苦味でもなく酸味でもない新しいタイプの香りと味でした。


50gがなくなってさらに100g買い足し、他のコーヒーを買う気がしなくなり、その味だけを求めるようになってしまったある日。


二つの小型魔法瓶にコーヒーを入れて出かけ、朝一つぶん飲み、午後残った方のぶんを飲んでみたら、午後のコーヒーの蓋を開けたときにもオルガノ独特の芳香が豊かに薫って、それなりに朝に劣らない味でした。


実は、今までそうして二つの小型魔法瓶を使う時、午後の方は全く香りが抜けた感じになってしまうことが通常でした。それが普通だと思っていたのです。ところが新鮮に焙煎された豆を、自分で挽いて淹れると、午後になろうが、味はほぼ落ちない!


今まで使っていた、挽いた状態で売っているコーヒーは、たとえ真空パックになっていても酸化は避けられないということでしょうか。


私はそれまでコーヒーは家に二種類用意するようにしていて、朝11時に飲むのはモカ系の既に挽いてある粉タイプ(安い割に美味しい、フィルターで淹れる)、午後昼食のあと飲むのは豆タイプ(自分で挽いて昔ながらのイタリアン・エスプレッソ機を火にかけて淹れる)。午後に飲む用は割に専門店で買ったりしていたのですが、教えに行く日はお弁当なのでそこは端折って、朝の11時のフィルター・コーヒーを多めに作って二つの魔法瓶に入れていき、二つ目は午後に飲んでいました。


そして、それが朝ほど美味しくないのは、当たり前だと思っていたのです。それを改善するためにどうにかしようなどと思ったこともなかった。コーヒーが少しでも午後飲めるならそれだけで嬉しいという気分で。


ところがオルガノ君はフィルター・コーヒーとして淹れても朝から午後まで素晴らしく香り高いということが、今回実験により証明されたのだ!それは豆を挽くなら必ず起こる現象なのかどうかはわからない。オルガノ君が特に時間の経過に強いタイプの香りなのかどうか。


そこまで詳しく実験しよう!と思っているわけではないけれど、特に鼻がいいわけでもない私でも、夫が淹れたコーヒーがオルガノかどうか、階段を上ってリビングに入る前に香りでわかるようになってしまった昨今。余程相性が良いのでしょうか。


ちなみに、義母は北フランス・リル近郊の出身で、そのあたりでは戦中戦後コーヒーが不足していた時に乾燥チコリを加えて淹れる習慣があったのがそのまま伝統になって今でも続けている人が多いということで、夫の家では普通のコーヒー豆にチコリを足します。私は二十歳でイギリスに行った時は紅茶しか飲んでいなかったのですが、このチコリ入りコーヒーを飲んですっかりコーヒー党に鞍替えしてしまいました(朝ごはんは今でもイングリッシュ・ブレックファストという紅茶ですが)。チコリは酸味を足してくれますが、香りというより味が足されるので、コーヒーにブラックチョコ的な厚みが出ます。


午前11時から午後14時の間、私は二回までと決めている、コーヒーの楽しみ!

コーヒー・カンタータを書いたバッハも、好きだったのかしらと思いながら。

日本も美味しいコーヒー沼の国ですよね!

皆さんもお好きですか。

桃代


P.S.

「コーヒーなんか飲むやんちゃ娘は、お嫁にやらないぞ!」

とお父さんが歌うと、娘は

「あらあら」

と困るふりをしながら

「コーヒー飲んでもいいよ」

と言ってくれる夫を見つけちゃうという、お茶目なカンタータです。バッハのBWV211。


*写真は、寝坊して朝ごはんが11時になり、紅茶は飛ばされてコーヒーが出てきた日。最初は白湯を飲んでから。





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