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  • 執筆者の写真Momoyo

新しいことを考える月


10月が、新しいことを考える月だということを思ったのは、今年が初めてです。

9月が、日本の4月に当たる、音楽アカデミーでの新学年が始まる月ということは。全ての生徒が揃い、時間割もなんとか完成する10月に、来年6月までのアカデミーでの企画を考える月になります。

それに伴って、文房具屋さんにも通うことの多い9月から10月。毎年、この季節に色々文房具を整えると、教える側なのですがどちらかというと勉強したくなります。

Studytee という若いノルウェー人の学生さんのユーチューブを見てバレットジャーナルを書きたくなってファイロファックスのレフィルを買ったり。ファイロファックスは持っていないのですが、手にリングが当たると書きにくいので、おかしいかもしれませんがファイルなしで色々書いて楽しんでいます。綴じていないのでいくらでも順番を変えられて楽しい。

Studyteeのテレーズさんは「シンプルな7つの習慣」というビデオを作っていて、そこでは

1。毎朝To do listを作る

2。毎日ゴール(目標)をポストイットに書いて見えるところに貼る

3。毎日オーディオブックを聞く(本や、講演など)

4。毎日新聞を読む

5。毎日スドクか、クロスワード・パズルをする

6。毎日新しいことを一つ学ぶ(科学など)

7。毎日日記を書く(一行の5年日記などでも良い)

ことが紹介されています。

1。私もTo do listを、ほぼ日手帳カズンの週間ページに書いていますが、毎日は書いていなかったので、毎朝書く(前日のものでチェックが入っていない場合、再び書き直す)ことにしたら確かに色々と絶対に忘れなくなりました。

2。目標を書いて貼るのは、私はむちゃくちゃ苦手なので(自分のコンサートのポスターとか絶対に見たくない方)これは割愛。何しろ、その目標が叶ったり、ゴールが来ちゃったりするということがなんとなく嫌なのです。何もかも、何気なく過ぎていってほしい。

3。これはアプリをダウンロードしないといけないので、まだやっていません。でも、インターネット環境のある時は、ニュースのポッドキャストを聞こうかなと思います。喋り方が好きな人が見つかったらよく聞くだろうと思います(仏語のニュースは叫んでいる人が多いし、バックの音楽が大きすぎて声が聞きにくい)。

4。新聞も、読みたいなと思っているとカフェに置いてあったり、電車に置いてあったり、買わなくてもちらっと色々なところで読むことができます。買おうと決めるならコーヒー1杯の値段で買うこともできます。1面と、文化面だけは、そこここで読むようになりました。これも仏語だけですが。。。

5。スドクは、ベルギーでも本当に流行っていて、普通に新聞屋さんで買えるし、母が好きなのでお土産にしようと思って何冊か買ってあったのが本棚にあったので早速毎日1つずつやっています。母用に中級のを買ってしまったので、私がやるとすごく時間がかかってしまうのですが、解けるまで最後までやりたくなるし、どうも数字に弱いので頑張りたい。

6。毎日1ページ、脳科学の本を買ってあったので、それを読むことにしました。知らない言葉が出てくるので、テレーズさんの真似をして、こすれば消せるフリクション・マーカーで線を引きながら読むことにしました。本に書き込むということにとても抵抗があったのですが、そうか、教科書だと思えばいいんだな、と思ってやっていると、せっかく買ったのに通読しにくい類の本がちゃんと読めることがわかりました。この本は、脳科学の先生が、夏休みにお孫さんと対話した内容をベースに書かれていて、読みやすい小さな本です。

7。これだけはいつもやっていたことです。通常通り、ほぼ日カズン日記は、日本で購入してきた細い細いカクノという万年筆で、とても書きやすく、自分らしい字を久々に書けています(数年ぶりのこと!)。うう、書きやすいペン君どうもありがとう。

結局、私にとっては「5つの」毎日できる習慣、という感じになりそうなので、バレットジャーナルを11月に本格的に始める時には5つのハビット・トラッカーを書いてみようかなと楽しみにしています。それは昔懐かしいお絵描きのようなものなのです。

ついでに文房具屋さんで、水だけを入れる筆ペンを買ったので、日記の横に水彩色鉛筆で色を塗って、その筆ペンで色を溶かして水彩画にするという、これもまた本当に昔懐かしい「挿絵」遊びもできるようになりました。今年の日記帳は「太らせない(ものを貼って膨らませない)」ことが目標なので、写真やチケットなどを貼れなくてもどかしいので、手描きで描き写しているという、むちゃくちゃアナクロな日記書きです。あとで誰が見るわけでもないのですが、iPhoneを購入した1月にはまさに変形なスマホの絵がでかでかと描かれていて、妙に惹かれるのです。

さて、日記の10月の最初のページでは、既に大部分が過ぎ去った2018年を振り返ってみました。そうしてみると11、12月が年末に感じない、のが面白いです。却って、11月がまっさらに新しいスタートという気さえします。そして11月には早々クリスマスカードやクリスマスプレゼントやなんやかんやを準備しようと企画しています。そうすれば12月は楽しむだけ。

と、いうのが理想なのですが、演奏会などが11月12月は沢山あるので、多分いつも通りの師走になるのだろうとは思います。ただ、今年の10月は2019年のカレンダーに、沢山書き込み始める必要があったので、なんだか新しい年も手の内にある感じがして、でもまだまだ先なので気楽で、ウキウキします。あとは、ほぼ日手帳カズン2冊をネット購入して、日本から送ってもらうだけ。夫も、途切れずにずっとカズンを使い続けています。ちなみに娘は大学に入ってからはカズンより少し縦長で、紙がクリーム色の、表紙が柔らかいモレスキン手帳を使っているので、送ってもらうほぼ日は今のところ2冊だけです(いいなあ。モレスキンも本当は大好き。特に罫線なしのやつ)。

オルガンの話も書こうと思いましたが文房具の話になってしまいました。

久々の自分ブログ、書けて楽しかった!

*********

追記

一緒に日本へ行ったグループ、フィリエのみんなが順番にブログをポツポツと書いてくれて、それを和訳したり、私もそちらのサイトで短いブログを2ヶ国語で書いては夫や娘が添削してくれたり、ベルギーのラジオで話す機会があったり、次のブログで触れますが日本の雑誌に寄稿させていただいたり。この秋はなかなか「勉強の秋」になっています。いそいそと机周りも掃除して譜面も本もCDも(これが大変)整理できました。やりだすといくらでもやることがある。。。でも「やりきる」ことが目的でもないし。そんなふうに思います。


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