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  • 執筆者の写真Momoyo

近況!

 以前、ブログを書くときは、行替えをせずに、こうしてどんどん書いていました。これはお喋りをするのに似ています。何も考えずに書いて行く!と、いうわけで、近況です。11月1日からやっている #100DaysMusicチャレンジ は12日目になりました #Day12 。下は10歳のオルガンの生徒さんから、上は??歳の本職オルガニストの方々まで、私の家族も巻き込んで「毎日ちょこっとは練習する!」行為を1日も欠かさずに、クリスマス、大晦日、お正月も突破して行こうよ!と言う、謎の、しかし冬にもってこいの、仲間遊びです。冬は寒くて指がかじかむので、楽器練習をしにくい季節でもあるし、また、オルガニストには忙しい季節のため、自分のための練習がおろそかになることが多いから、敢えて、冬にやってみる、というのは後付けで、単に、一人でやっているとつまらないな、と思ったから仲間を募ったのです。フランス語では、練習をレペティションと言い、それは「繰り返し」という意味なので、練習することの楽しさが浮かびにくいという問題もあります。仏語圏の人たちは、名称負けして「レペティション嫌い」になっている場合もあるぐらいです。しかし、この行為に新しい名前を与えることができたとしても、練習が「繰り返し」の繰り返しであることは否めないので、それは本質的な問題ではないですけれど。

 「レペティション」そのものが目的になる遊びをすれば、繰り返すことを嫌がらない機運が生まれるかもしれません。私はどちらかというと練習をしている自分に酔えるタイプなので(めちゃ便利)ただ繰り返し練習していてもかなりの高揚感があります。しかし体力が底なしだった時代は過ぎ去りました。いくら練習好きとはいえ、先週は風邪をひいていて、何をしていても眠ってしまうという中で、練習を続けることがどんな感じなのかよくわかりました。基本的に、風邪をひいて頭痛と喉の痛みと悪寒があるときは、全く練習しないようにしている人だったので、これは #100DaysMusicチャレンジ の、最初の難関でした。しかし、椅子で寝てしまってもいいから練習しようと思い、暖かいひざ掛けにくるまれながら練習してみると、驚いたことに、目を瞑ったままでも割に弾けるということがわかりました。さすがに時間は短くしましたが、目がとろとろと自然と閉じてしまう状況では、暗譜の勉強をしていたことや、ハノンの技術練習の恐ろしいほどの繰り返しが続くことが功を奏して、目がやられても耳がある!という、まるで忍者のような、練習体験をすることができました。目を瞑って、とろ〜んとしながら耳だけ使って弾き続けました。実際、とても気持ちが良かったです。

 さて今朝ようやく、すっきり目覚め頭痛も喉の痛みも消え、しっかり目を開けて練習することができましたが、今勉強している新曲は、どのように解釈していいのかわからないまま練習を続けている期間が2週間ほどあったので、今日初めて「これは…いい曲じゃないか!」と思えたことは、実際、満月の夜のプレゼントでした。いい曲!と思えない曲でも、ブルドーザーのように練習しているうちに急に耳が慣れるというか、テンポとノリの落としどころがわかって無理なく解釈できる日が来ます。いや、実はもう2度と弾かない、という曲もたくさんあるのですが、弾くと決めたからには一応、相思相愛な期間を味わっておきたい。

 だらだら書くと相変わらず長い…ので、最後に。皆さんは来年の手帳をもうお決めになりましたか?私は今年と同じように、持ち歩き用の小さいもの、家置きで日記帳になるもの、練習用のバレットジャーナル方式の三冊を用意するつもりです。最初の二つはまだ買ってない。来年の予定がぐちゃぐちゃになってきたので、買いに行かねばならない。日本に買いに行きたい。音楽仲間では、例えば薄くてかわいいマンスリー手帳(見開き一ヶ月のマス目式のもの)が隠れた人気で、毎年買ってあげている人が、何人かいます。あとは、ほぼ日手帳が欲しくて、11月になると電話してくる人もいます。それも、なぜか英語版はイヤで日本語のがいい、と。めちゃかっこいいらしい。ほー。私は、日記は来年もカズンです。もう小さいのには戻れない。トモエリバー紙が好き〜。バレットジャーナルはモレスキンの点々罫(なんというのか?)・ソフトカバー。すごくかわいい。黒いけど。ゴムがパチンとついていて。中の紙のクリーム色も書いて書いて書きまくりたくなる。ただ、愛を感じる。あと、今確信したのですが、字を書いている時、私の頭の中では音が鳴っています。脳内で言葉を発音しながら書いているようだ。そして、ふとした時、字を書いていない時に、頭の中で字幕が出ることがあります(特に、緊急時。字が、スローモーションで現れる)。

 どんな近況だ。。。

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3月1日(日) 教会で、子供達に「砂漠を40日歩こう」の歌を教える。 私の仏語の発音を一つ、小さい子が(小さい声で)直してくれた。 か…可愛い〜。心がほっこりした、受難節第一週の日曜日。 3月2日(月) オルガンコンサートのアシスタント。 フランツ・リストの作品を聴いていたら、 疫病の多い時代、リストも苦労したよねと急に思う。 数日後に日本に行く予定なので、午後は春服を何枚か買った。 でも、音楽院

間(ま)のことは、 音楽の人も 文学の人も ダンスの人も、 いつも考えている。 美術の人も 考えているらしい。 武術の人も スポーツの人も 考えていると聞いた。 間とは何か? 音楽では 音がない時間 と定義できる。 自然に存在する沈黙と違い、 音楽の間は、 音と音で区切られた沈黙になる。 オルガンはリリースを 指をあげるだけでできるので、 間の前の音の長さを 精密にコントロールできる。 すると 次

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