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  • 執筆者の写真Momoyo

もし




もし、音楽家になっていなかったら、どんな仕事をしていたか?


音楽以外のことを考える余力が無く、全力で壁にしがみついて周囲は見ないようにしていた時代が長くて、「後戻りできない」気分が強くあったので、今あらためて「別の道もある」と考えることは、後戻りするわけではないにしろ、自分は自由だと思えて良い。


その1。幼稚園の先生

街中で知らない赤ちゃんにナンパされる人生なので(じーっと見られたあげく、にっこり笑ってもらうことがしょっちゅうあり、隣にいる娘が「また、赤ちゃんがママのこと見てる」と笑う)。あとはお歌とピアノができるから(安易だな)。体力は不安ですが。なんにしても、幼い子供たちはただただ尊く、愛しい。


その2。週末は教会学校の先生

教会学校というのは、日曜日に、教会に大人が集まって礼拝とかするのですが、小さい子は聖書とか賛美歌とかお説教とか全部意味がわかりにくいので、子供向けの短めの礼拝を大人の礼拝の前にするやり方です。そしてそのあと、同年齢の子供と集まって遊んだりする。その先生はきっとやりたかったと思う。私もそういう先生たちが好きだったから。


その3。花屋

花屋に自分がいる姿は、食べ物屋や本屋や、いろんなお店があるなかで最も容易に想像がつく。多分母が植物を生き返らせる名人で、どんどん枯れ枝に花が咲いていくのを目の当たりにしながら育ったため、そのような魔法に自分もあやかっているかもしれない、と感じるから。


その4。陶芸家

土を触る感覚が好きだから。それを仕事にできる人になるのは相当大変だと思うので、これは憧れの域を出ませんが、どんなに厳しくても陶芸なら仕事を嫌いになったりしないと思う。なぜかは、全くわかりません。


その5。下宿屋

そういう職業は今ではほとんどないのかもしれないけれど。限定的なことを言えば、例えば運動部の寄宿舎のご飯を出すおばさんには憧れます。運動部の人たちのお世話をするのは、声が小さくて団体行動の苦手な自分には大変そうだけど。でもやるとなったら無理やりにでもやるタイプ(意味がわからんな)。



こうして5つ出してみて、それぞれのケースでどういう大学に進めばいいか考えようとしたけれど、その1以外は大学に行かなくてもできる仕事ですね。その2は職業ですらない。

ただ、自分は高校まで典型的な文系でしたが、1から5まで共通して大事なのは、実は経理の力かもしれません。音楽家も、それは本当に大事です。


皆さんは進路、仕事を決める時、どんな選択肢の間で悩みましたか?

桃代




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