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  • 執筆者の写真Momoyo

時々

ときどき、

徹夜をしたくなる。

一人暮らしみたいに。


ときどき、

早起きをしたくなる。

村上春樹さんみたいに。


ときどき、

ベッドに朝ごはんを持って来て

もらいたくなる。

病気の日みたいに。


ときどき、

陽が落ちても

電気をつけないで

過ごし続けたくなる。

停電の日みたいに。


それぞれ、

ルーティンにはまって

感情がなまりそうになるのを、

せき止めるのに役立つ

何かがあるのだと思う。


深夜の静寂だったり

早朝の痺れそうな寒さだったり

目をつぶったまま嗅ぐ

コーヒーの香りだったり

自宅なのに暗闇で見ると

他人の家のように感じたり


人間は気軽だな。

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間(ま)のことは、 音楽の人も 文学の人も ダンスの人も、 いつも考えている。 美術の人も 考えているらしい。 武術の人も スポーツの人も 考えていると聞いた。 間とは何か? 音楽では 音がない時間 と定義できる。 自然に存在する沈黙と違い、 音楽の間は、 音と音で区切られた沈黙になる。 オルガンはリリースを 指をあげるだけでできるので、 間の前の音の長さを 精密にコントロールできる。 すると 次

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