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疎通

早朝、白湯を沸かしに行くと、台所で寝ている猫が寝ぼけ眼で「もうご飯?」と、のそのそ起きてくるのが困るので、私は5時起きする前日の夜、お湯を沸かして魔法瓶に入れ、パソコンを置いた机にカップと一緒に用意し、起きたらそこに行くだけで書きものができるようにしています。


時間が過ぎて8時になると猫の朝ごはんの時間ですが、それは私たちが決めていることです。朝8時に朝の餌やり、夕方6時に夜の餌やり。猫は時計は読めないはず。


それなのに、私がちょっと気を取られているすきに8時を少し過ぎていました。急に、階下でチェンバロをジャジャーン!と「かき鳴らす」音がしたのです。私が起き出して、何かやっていることをもちろん「オマ君」は知っていた。そして、8時なのに来ないのはおかしいだろう!ということで、まさか、チェンバロを弾いて音で知らせたのか?


私は驚いて階下へ行き、いつも通り窓を開けて換気しつつ、猫のトイレ掃除をして、お水も替えて、ご飯のお皿も洗って餌を入れてあげた。そのときに「チェンバロ弾けば来る、って思ったの?」と聞くとオマ君はいつものご飯の時と同じ顔で、いつものようにスリっと肩を私の足に擦り付けただけで、口はききませんでした。


こういう時「そうだよ(ウインク)」みたいな、アニメみたいな何かがあったら良かったのですが、この猫は寡黙というか、どちらかというと口数が少ないのでよくわからない。よくわからないなりに、例えば、トイレが汚れているよと知らせるために、机の上のもの(コップとか!)を前足でずらし、落ちるギリギリまで動かしてこっちを眺めたりします。私も「そうだ、今朝は時間がなくて忘れてた」などと心当たりがあるので、すぐに掃除すると真っ直ぐにトイレに来るのでした。


「私たち、意思の疎通があるんだなあ」と思う瞬間ですし、のんびりしているように見えてこの猫もまた賢いんだなあ。と猫親バカになるのです。ただ、昨年老衰で亡くなった「トクちゃん」は、口で「にゃにゃにゃ」と言うその言い方でこちらに意思疎通をしてくる猫で、何故なのかはわからないのですがその「言い方」で、本当に意味がわかることが多々ありました。


そして、チェンバロの音事件で思い出したことですが、トクちゃんは、確かに賢かった!別の階にいる人に用事があって、部屋のドアが閉まっているなら、開ければいいにゃますよ、とばかりに、ぴょんと飛び上がって、レバー式になっているドアの取手にぶら下がり、自分の体重でドアがカタン、と開いたら飛び降りて部屋の外へ出て階段を登ってくるのであった!あの頃は、寝るときこのドアに鍵をかける習慣があったのだった!


どちらが賢いのか?飼い主の心情を読む猫か、ドアも開けられる自立した猫か、

みなさんはどう思いますか?どちらにしても、意思を表現できるというのは素晴らしいことですね。。。

桃代


(この、弦が振動するところが、どうしても気になるにゃ。何かここに生きてるものが隠れている気がするにゃ)





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