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久しぶりに友人に会うので、浴衣を着ようと思いました。自分の紺色の浴衣は、コーマ地と言われる厚めのコットンです。お昼ご飯どき、つまり夕方ではないので素肌にではなく半襦袢を着て浴衣を着たいと思いました。でもかんかん照りの日の下では紺のコーマ地が暑そうに感じて、娘の百合柄の軽い生地の浴衣を借りました。坂を上がるのに下駄は心配で、黒いサンダルに半幅帯、帯締めでした。半幅帯は畳んでしっかり折り目を作るので落ちないとは思いつつ、羽になったところから解けたらどうしよう、と初心者の着物外出は実に疑心暗鬼になるものです。そんな心に、よく締まる帯締めは強い味方!


ワンピースから急に心変わりして娘の浴衣を借りましたが、心変わりしてから玄関に立つまで、正味15分でした。ちょっと無理かな、遅刻しちゃうかなと思ったけれど、すごい勢いで着付けていました。うまく着られたのかどうか、判定してくれる人もいない環境なので「帯は解けずに帰って来られました」とだけ、ご報告しておきます。


百合の着物は柄が大きく、デッサン力のある白い百合の絵が、濃い青寄りの紫の地に散りばめられています。確か竹下夢二デザインだったのでそれはそうだろう。いわゆる大正浪漫的な、それでいてすっきりした柄。娘にはとても似合います。


私はピンク寄りの紫は好きですが、この紫は今一つ着こなすことができなかった気がします。あまりに早く家を出たため、玄関でのセルフィーが精一杯で、似合っているかどうかあまり確かめていませんでした。


似合う似合わないというのは一体どこで決まるものなのでしょうか。一説には顔の色や顔の感じによって人というのはカラータイプがあるといいます。私の場合、自粛期間を経て肌が元気な色でなくなりました。ファンデの色が一段階落ちてしまいました。もちろん日焼けしすぎると色々シミができるので大変なのですが、全体にうっすらと健康的な顔色になると自分の場合はベストだなと思います。好きな色の服がちょうど合うようになります。夏と冬で肌の色の違いがあるように、外出禁止のあとの肌の色も少し違うのだから、個人のカラータイプも一概に言えないのでは、と思ってしまいます。中でも「日に焼けた」かどうかが一番影響するのが、紫の衣服かなと私は思っています。「紫外線」という言葉にも入っている字ですが、日焼けして肌色が「焼ける」というのは一体何色が加わる(あるいは変色する)ことなのか、画家の人ならどんな色を足すのか、尋ねてみたいなと思いました。


紫は「教える人」が纏う色でもあります。少し日焼けして髪が白くなったら着こなせるのかな?他人の服を借りると案外似合わなくて面白かった、という

体験でした。

桃代





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